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Home > 中国で発掘された3000年前の容器に液体、中身はワイン? 【中国】 2012年7月12日 中国・陕西省で、今から3000年前のものと思われる銅製の容器が、当時の貴族のものと思われる墓から出土し、その中に液体が入っていることが確認された。この液体はワインではないかと見られている。 発掘された容器は、紀元前1046~紀元前256年に存在した周の前期、西周(紀元前1046~紀元前771年)の時代ものと見られ、もし中身がワインだとすると、中国の歴史上もっとも古いワインの発見ということになる。 この銅製の容器は、墓の中から6個発掘され、そのうちのひとつをゆすったところ、中に液体が入っているのがわかったという。 周朝の前の商朝の時代には、酒は汚職のシンボルで、官僚たちは度を越して酒をあおっていたとされる。続く周朝では、人々は適量の飲酒を心がけるための“禁酒の道具”なるものをテーブルの上に置いていたという。今回、長さ95センチ、高さ21センチのその“禁酒の道具”も一緒に出土した。 発掘された容器の中身が、ぶどうを原料にしたワインであるのかどうかははっきりしない。しかし、この時期と同時期あるいはそれ以前の酒を入れたとされる容器から、果物の成分の痕跡がすでに確認されており、中国のワイン醸造は、現在ワインの発祥とされているイラン付近の中近東より早い時期に行われていた可能性も指摘される。 中身がどんな液体であるのか、開けてみればわかることだが、ふたがかたく開けられないという。 Home > |
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