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1650年前の世界最古のワイン、開けるべきか、開けざるべきか 【ドイツ】 2011年12月14日


1650年前の世界最古とみられる中身が入ったワイン、開けるべきかそのままにしておくべきか、ドイツで議論となっている。

このワインは、紀元350年ごろに造られたとみられるワインで、ロウで封印がされたボトルに入っており、1世紀以上にわたってドイツのPfalz Historical Musuemに展示されている。

Pfalz(プファルツ)は、現在もドイツの有名ワイン産地だが、このワインは現地で造られ、ローマ時代の貴族の埋葬の時に、一緒にその地に埋められたものだとみられている。このボトルは1867年に発見され、第1次世界大戦中にドイツの科学者によって考察された。

博物館側は、このワインを開けて中身を確かめたほうがいいのか、そのままにしておいた方がいいのか判断できないとしている。ワインはいまだに液体の状態だが、中身がどういう状態であるのかわからない。仮にボトルを開けた時にワインに何が起こるのかわからないが、開けた時何が起こるのか、中身がどうなっているのか確かめてみたいという興味は尽きないとしながらも、このワインを開けるという決断はできないようだ。

関係者の一人は、博物館の改装の時に2度このボトルを手で持ったことがあるが、何か信じられないような感触だったと述べている。



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