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フランス最古のワイナリー、発掘される 【フランス】 2007年7月3日


南フランスで発掘されたワイナリーの遺跡が、ローマ時代にフランスでつくられた最古のワイナリーの痕跡であると認められた。

広大な敷地を持つこの遺跡は、紀元10年ごろ建てられた。この場所はラングドック(Languedoc)の中心部から程近く、現在でもぶどう畑に囲まれている。

一基が1800リットルもある陶製の大きな貯蔵つぼが整然と並んでいた痕跡が、小さなクレーター跡が並んでいる様子からわかる。また、灌漑のための水路があり、当時のワインメーカーがその水を使ってワインの温度を一定に保とうとしたことがうかがえる、と発掘のリーダーで考古学者のStephane Mauneは語っている。

ローマ人たちは、ラングドック=ルーション(Languedoc Roussillon)の地に紀元前118年ごろナルボンヌ(Narbonne)を経由してやってきたが、その後ローマ人たちは地元の民族を征服してその地にぶどうを植え、ワインを本国イタリアに送った。

当時は本国イタリアより安価にワインを調達できるとして資金が集まり繁栄したが、現在ではこの地のワイン産業が競合で退場を余儀なくされている。歴史の繰り返しを追想させる。

地元では観光センターをオープンさせ、フランス最古のワイナリーであるというこの遺跡による観光収入を期待している。


France's earliest winery found


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