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Home > フィロキセラ禍を生きのびたぶどう園、国家遺産に認定へ 【フランス】 2012年7月5日 フランス南西地方、ピレネー(Pyrénées)にある200年存続し続けているとみられる小さなぶどう園が、ヴェルサイユ宮殿やノートルダム寺院などと同じく、フランスの国家遺産として認定される。 このぶどう園は、GersというところのArdour valley(AOCはSaint-Mont)にあり、ぶどうが植えられたのは1800年と1810年。それ以来200年間生き続けている。ぶどうは今も実をつけているという。 フランスでは、1800年代後半にフィロキセラ(phylloxera)という害虫が大発生し、フランス全土のぶどう園が被害を受け、ワイン存続の危機に直面した。このぶどう園は、そのフィロキセラ禍を生きのびて、現在も存続するという極めて例外的なぶどう園と言える。 科学者らは、16ヘクタールほどの区画には、非常に古いぶどうが多数植えられており、遺伝学的にも生物多様性の上でも非常に重要だとしている。12列の600本のぶどうは、20もの異なった品種のぶどうで、7品種はこれまで知られていない品種だという。 このぶどう園は、8世代にわたりJean-Pascal Pedebernadeの家族が維持しているが、20年前に始まった、科学者らによる遺伝子調査を含むプロットの包括的な調査が最近まで行われ、その結果が今回の国家遺産への登録に結びついた。 これらの古木から獲れるぶどうは少量で、それだけを使ってワインをつくることはできないため、現在は若いぶどうに混ぜてワインがつくられているという。 Saint-Montの AOCには46の村があり、赤はTanat, Pinenc, Cabernet Franc, Cabernet Sauvignon、白はGros Manseng, Arrufiac, Petit Courbuが主要ぶどう品種となっている。 フィロキセラ禍以前のぶどう園としては他に、シャンパーニュのBollinger(ボランジェ)が2つの区画を持っており、そのワインVieilles Vignes Francaisesは、2000年ヴィンテージのもので、1本600ユーロで販売されている。また中央フランスには、1850年に植えられたとされるぶどう園があるとされる。 現存する世界最古のぶどうは、スロベニアのMariborにあるStara Trtaのぶどうだとされ、そのぶどうは400年以上前のものと見られている。フランスではシャンパーニュのReimsにあるぶどうが、344年は生存しているぶどうだと見られている。
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