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シャトーラフィット、中国でワイン生産へ 【中国・フランス】 2009年3月31日


ボルドーの1級格付けシャトーラフィットが、中国山東省でワインを生産すると発表した。

ラフィットのワイン生産は中国最大の国有投資会社CITICとのパートナーシップのもとで、蓬莱半島(朝鮮半島の対岸)に25ヘクタールのぶどう園で行われる。

山東省は中国のボルドーと呼ばれ、中国政府によれば、すでに41,000ヘクタールの広大なぶどう栽培が行われているという。シャトーラフィットの親会社Domaines Barons de Rothschild(DBR)は、15年ほど前からの調査と計画で、この地でのワイン生産を決定したという。

中国ではシャトーラフィットは圧倒的な知名度を持ち、ラフィットのセカンドワインであるCarruades de Lafiteが、ほかの1級格付けワインと同額で売られているほどだ。DBRはラフィットの中国での優位性を見越して、世界戦略の一環としてのワイン生産のポートフォリオを描いているのは明らかだろう。

Domaines Barons de Rothschild(DBR)は、地元ボルドーでのいくつかのシャトー経営l'Evangile (Pomerol)、 Rieussec (Sauternes)とともに、ラングドック(Chateau d'Aussieres)、チリ(Vina Los Vascos)、アルゼンチン(Bodegas Caro)など、世界各地でワイン生産を進めている。

中国のワイン消費量は、2011年までには10億本を超えると見られ、2007年の消費量から倍増すると予想されている。



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