2019年のイタリアのワイン産出は大幅減

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2019年のイタリアのワイン産出は大幅減　【イタリア】　2020年1月24日

2019年のイタリアのワイン生産量は、前年比で12パーセント減少して、大幅な落ち込みとなった。数字はイタリア統計局Istatより発表された。

イタリアの農業部門全体では前年比1.3パーセントの減少だったが、ぶどう生産部門は大幅に落ち込んだ。

原因はイタリア全土的に発生した洪水・暴風雨・熱波などの異常気象が大きな原因だとされる。こうした異常気象は、イタリアのワイン生産者に大きなネガティブなインパクトを与えている。

イタリアワインは世界トップクラスの生産量を誇るが、その分国際環境の変化に大きく影響を受ける。例えばイギリスのEU離脱問題や、アメリカがEUのワインにかける100パーセントの関税など、懸念材料も多い。アメリカはイタリアワインの最大の輸出先で、ワインの輸出減少懸念は大きな問題だ。

ぶどうの生産からワインの流通・消費まで、ワインがカバーする領域は広い。

関連ページ】

『2019年の世界のワイン産出は前年より減少、例年並みにーOIV　　2019年11月1日』
『2018年の世界のワイン生産量は今世紀最大に　　2019年8月9日』
『2018年のEU域内のワイン生産は前年比27パーセント増　【EU】　2018年11月9日』
『2017年の世界のワイン生産量は、過去50年来で最低水準―OIV　　2017年10月27日』
『2017年のワイン世界輸出量、トップはスペイン―金額では？　【スペイン】　2018年4月15日』

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