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Bollinger(ボランジェ)、シャンパーニュの自社の森の樽を使用 【フランス】 2019年4月22日


シャンパーニュのBollinger(ボランジェ)は、2019年のヴィンテージから、シャンパーニュの自社で保有する森から伐採されたオーク材で樽をつくり、使用する。

ボランジェは164ヘクタールのぶどう畑をシャンパーニュに所有し、Côtes des Blancs(コート・デ・ブラン)のCuis(キュイ)には130ヘクタールの森を所有する。ボランジェはAÿ(アイ)に本拠を置くが、Côtes des Blancsは歴史的に深いつながりがあるとされる。

ボランジェのセラーマスターGilles Descôtesによると、この森のオークから樽をつくることは2016年に決定され、樹齢100年を超すオーク3本が伐採された。1本のオークからは10樽程度分のオーク材がとれ、オーク材は3年乾燥され、2019年のヴィンテージのために20~30樽のバレルが用意される。

従来ボランジェは、Grand Année(グラン・ダネ)をはじめとするプレミアムシャンパーニュでは、バニラ香などの強い香りがつきすぎるとして、一切新樽を使ってこなかったが、今回の自社の森からの新樽を使っても全体の1パーセント程度の使用で、ワインに顕著なインパクトを与えることはないと見ている。

ボランジェは、Aÿのセラーに3500樽のワインを保有していて、数あるシャンパンハウスの中で唯一、フルタイムの樽職人を抱え、年間350樽ほどのバレルの修繕にあたっている。

ボランジェのバレルの平均使用年数は20年で、5年から最大35年と使用年数の異なる樽を使っている。

ボランジェのバレルはブルゴーニュ産で、グループ会社のChanson Père & Filsがシャルドネの発酵と熟成に使った樽だけを使ってきた。ボランジェでは実験的にいくつかの異なる発酵樽を使っていて、200リットルのステンレス樽なども試験的に使っている。



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