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Home > アコレードワインズ(Accolade Wines)、カーライルグループが買収 【オーストラリア・アメリカ】 2018年4月8日 オーストラリア最大のワイン会社で世界最大級のワイン会社でもあるAccolade Wines(アコレードワインズ)が、アメリカの投資会社Carlyle Group(カーライルグループ)に買収された。買収額は10億豪ドル(およそ820億円)。 Accolade Wines(アコレードワインズ)はHardysを中核ブランドに、Banrock Station、Grant Burge Wines、St. Hallett, Petaluma、Croserなどの有力ブランドを持ち、オーストラリア・ニュージーランド、アメリカ、南アフリカ、チリでワイン生産をするワイン会社。 買収を行ったCarlyle Group(カーライルグループ)は、アメリカを本拠に世界中の様々な企業に投資する、世界最大級の投資会社。 買収されたアコレードワインズは、オーストラリアの未上場株式投資会社Champがその株式の80パーセント、残りの20パーセントをConstellation Brands(コンステレーションブランズ)が所有していたが、そのすべてがカーライルに売却された。 Champは2011年にアコレードの80パーセントを2億9000万豪ドルで買収していたが、今回そのすべてをカーライルに売却した。 カーライルの買収の背景には、近年のオーストラリアワインの中国市場での急伸があり、カーライルはこの買収で更なる中国市場を中心とした、アコレードの成長を期待しているようだ。 中国とオーストラリアは2015年にFTAを締結しており、オーストラリアワインへの関税は現在2.8%で、2019年には撤廃される。2017年実績では、中国市場におけるオーストラリアワインは、金額で前年比63%増の8億4800万豪ドル、数量で54%増の1億5400万リットルに達し、フランスに次ぎ第2位の地位を獲得している。 今回の売却はChampにとっても好機だったと見られ、投資ファンドとして高収益を上げたとみられる。
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