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ワインでネット販売が占めるのはわずか5パーセント、しかし上昇傾向  2015年6月22日


世界のワイン販売で、ネット販売(オンライン販売)が占める割合は、全体のわずか5パーセントに過ぎないという数字が、2015年6月、フランス・ボルドーで開催中のVinexpo(ヴィネクスポ)で発表された。

ボルドーのKedge Business Schoolによると、世界のワイン小売市場では圧倒的大多数のワインは実店舗で販売されていて、インターネット販売は60億ドルと、現状小さな割合になっている。しかし今後ワインの販売チャネルとして伸びが期待できる、重要なチャネルとなると指摘している。

世界のワインのネット販売は、市場によってばらつきがあり、主要ワイン消費市場では、数量・金額とも世界最大のワイン市場であるアメリカでは4パーセント、フランス9パーセント、イギリス11パーセント、中国では20パーセントとなっている。

上記市場で、ネット経由でワインを購入したことがある消費者の数は、アメリカ23パーセント、フランス25パーセント、イギリス26パーセント、中国は30パーセントを超えているとレポートしている。

2015年前半の酒類のオンライン販売は、オンラインでの小売り状況をモニターしているIMRGによると、過去にないほどの伸びを見せていると分析している。

レポートを主導したGregory Bressolles氏は、2015年は、ワインのネット販売は上昇の転機となる年だとして、インターネット経由のワイン販売は今後さらに伸びると予測している。

レポートによる世界のオンラインワイン販売の大手は、amazon.com、中国のjiuxan.com、スペインのlaviania.es、フランスのlavinia.frとなっている。



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