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Home > Nicolas Joly(二コラ・ジョリー)氏、ロワールのワイン団体から離脱 【フランス】 2015年2月23日 ビオディナミワイン(biodynamics)で知られるフランス・ロワールのワイン生産者、Nicolas Joly(二コラ・ジョリー)氏は、所属している地域のワイン通商団体Interloire(インターロワール)を離脱すると表明した。 ジョリー氏をはじめとする地域のビオディナミの生産者とインターロワールの間には、かねてよりワイン造りの手法をめぐって対立があったとされる。 今回ジョリー氏が脱退を表明するきっかけとなったのは、Interloireの会員としての会費を払わなかったことで、地域の裁判所からインターロワールに対して5000ユーロ(およそ68万円)の支払いの判決を受けたことによる。 ジョリー氏は、そもそも大多数のロワールのワイン生産者と自分は、ワインに対する考え方が違い、自分が支払う会費は彼らのワインを宣伝するために使われるとしていて、相容れない主張があったようだ。 更にジョリー氏は声明で、テロワールの個性を反映させようとぶどうをオーガニックに、あるいはビオディナミ農法によってワインを造っている生産者はプロモーションされず、ラベルにも表記されない香りの立ちをよくする酵母やその他のトリックを使って造られたワインはプロモーションの恩恵を受けると述べている。 ジョリー氏の畑は、Savennières(サヴニエール)の中の単一畑としてACを与えられているCoulée de Serrant(クーレ・ド・サラン)。 ジョリー氏は、Interloireから離れて独自のアペラシオンを創設する意向で、そうなると公式にはCoulée de Serrantは消滅するということになるかもしれない。尚、ロワールでは他にBourgueil(ブルグイユ)とMontlouis(モンルイ)がすでにインターロワールから離脱していて、独自のワインプロモーションをおこなっている。 ジョリー氏は、2001年にLa Renaissance des Appellationsという組織を立ち上げている。 これは、“テロワールへの回帰”を旗印に、その土地の個性をワインに反映させることを目指した組織。現在175名の会員を有し、中にはブルゴーニュのDomaine LeflaiveやDomaine Pierre Morey、アルザスのDomaine Zind-Humbrechtらの名前もある。 Interloireは、ジョリー氏の離脱の言い分は少し間違っている。Interloireはワインのプロモーションを行うだけでなく、ワイン研究や統計の整備などにも会費の中から資金を拠出して、ロワールワインを保護する活動を行っていると主張する。 ジョリー氏のワインは1本60-70ユーロもするが、1本当たりわずかな金額を支払いたくないというのは理解できないとコメントしている。
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