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オーク製ワインボトル発売へ 【イギリス】 2015年2月3日


オークでつくられた木製のワインボトルが発売される。製造販売するのはイギリスの会社San Vigilio ltd。Pinocchio Barrique Bottle(ピノキオ バリックボトル)と名付けられた木製のワインボトルは、ヨーロピアンオークを材料につくられているという。

このオーク製のボトルにワインやウイスキー、ブランデーなどを入れることによって、家庭で樽熟した風味を手軽に味わえると開発者は言う。例えばこのボトルに樽熟されていないワインを10日ほど入れておくと、ワイナリーのバレルの中で6か月ほど熟成させたのと同じような感じになるという。

メーカーでは、使用前に温水を入れて12時間ほどそのままにして、オーク材の空気の通りを抑えると良いという。ワインなどをその中に入れておく期間は、ものによるが3日から15日程度、あるいはもう少し長くても良いかもしれないという。

このオーク製ワインボトルPinnochio Barrique Bottleは2015年4月販売予定で、現在Kickstarterプロジェクトとして事前のフィードバックを募集している。

また別のKickstarterプロジェクトとして、Whisky Elements(ウイスキーエレメンツ)と呼ばれるオーク製のスティックも、アメリカのTime & Oakから発売されている。このスティックをウイスキーに丸1日浸しておくと、3年間樽熟させたウイスキーの風味が味わえるという。

   
 Pinocchio Barrique Bottle

 Whisky Elements


 【コメント】

要するにワイナリーで行われるバレルによる樽熟成と似た感じのものを、家庭で手軽にできるようにしようという発想です。ひとつ問題だと思われるのは、市販のワインボトルを開封してPinocchio BBに移し替えるわけですから、Pinocchio BBの中のワインはその間酸化にさらされることになります。

確かにオークの香りはかなりつくと思いますが、同時に酸化のにおいも発生することになると思います。

ワイナリーの中で行われる樽熟成と同等のワインになるとは思いづらいのですが、真剣にならずに、楽しみとしてやってみるのは面白いと思います。

(伊藤嘉浩)




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