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Home > Amcor、ワインの偽造を防止するハイテクキャップシールを開発・導入 2016年12月2日 飲料のパッケージング素材などを世界中で展開するAmcorは、ワインやスピリッツなどの製品のキャップシールにマイクロチップを埋め込むことによって、スマートフォンでその商品情報を読み取ることができる技術を開発した。 この製品はInTactと名付けられ、Selinko社が開発したスマートフォンアプリ上で動作する。このアプリは、NFC (Near Field Communication:近距離通信)と呼ばれる規格が導入されているデバイスで読み取ることができる。 ※ NFC (Near Field Communication:近距離通信)は、交通カードや電子マネーで使われている非接触のかざすだけで情報を通信する規格。FeliCa(フェリカ)はそのひとつ。 InTactに埋め込まれたマイクロチップには、ヴィンテージなど様々な製品情報、テクニカルノート、ワイナリーの歴史や生産者からのメッセージなど、そのワインが持つ様々な情報と一緒に、そのボトルの正真性やそのボトルが開封されたかどうかといった認証を行うことができる。 ワイン生産者にとっての朗報は、InTactキャップシールは既存のボトリングラインを変えることなく導入ができ、さらにはエンドユーザーにワイナリーからの豊富なワイン情報を伝えることができ、優れたマーケティングツールとして使える点だ。 世界のワイン界にとって、ワインの偽造・偽装は頭の痛い問題だ。近年のテクノロジーの進歩でいくつかのワイン偽装防止技術が開発されており、InTactもその一翼を担うことになるのではなかろうか。 InTactは、ブルゴーニュのDomaine Rebourseauが導入を決めていて、2017年から採用される。 消費者の決済は、2019年にはその85パーセントはNFC (Near Field Communication:近距離通信)によるものになるとの予測もあり、NFCの技術適用は革命的だともいわれている。
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