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数百本のDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ)ワイン、出航直前に盗難 【フランス】 2015年12月25日


数百本にのぼるDomaine de la Romanée-Conti(DRC)のワインが、フランスのルアーヴル(Le Havre)の港をカナダに向けて出港する直前になくなっていることが分かった。盗まれたものと思われるとイギリス・デキャンタ誌は報じている。

なくなったのは31ケースのDRCのワインで、そのほとんどが2012年ヴィンテージのRomanée-Conti(ロマネコンティ)とEchezeaux(エシェゾー)だったようだ。

2015年10月中旬、ワインはルアーヴルの保税倉庫に移されたが、ワインの納入先であるカナダのLiquor Control Board of Ontario (LCBO)から11月、発注のすべてを一括納入するのではなく、分割して出荷するようにとの要請があり、その31ケースが積み込まれることになったという。

フランス警察は直ちに捜査を開始し、すでに数名の身柄を拘束しているが、捜査は継続中で詳細は明らかにされていない。

DRCの共同所有者のAubert de Villaine(オベール・ド・ヴィレーヌ)氏は、自身の経験の中でこれほど大規模なDRCワインの盗難を目にするのは初めてだと語り、関係当局に何とかワインを見つけてほしいと強く求めている。あのワインは何かで置き換えることができないと語っている。

DRCをはじめとした有名ワインは、ワインの偽造・盗みを目論むものの標的となり、非常に多くの出所不明のいかがわしいワインが世界に横行しているのは事実だ。日本の消費者・流通関係者もよほどの注意が必要だろう。



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