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Home > カリフォルニア、調理関係者に手袋着用を義務付け―バーテンダーも 【アメリカ】 2014年2月1日 カリフォルニア州は、2014年1月1日よりレストランなどで生ものに触れて調理を行う料理人などすべてに手袋の着用を義務付けた。この規制は、レモンやライムを絞ったり、チェリーをカクテルにのせて提供するバーテンダーにも適用される。氷をすくってグラスに入れる際にもこの規制は適用される。 もちろんこの規制は、生ものに付着している可能性のある細菌などが、調理する人たちが素材を素手で触ることによって、ほかの人に移行するのを防ぐためのものだが、バー業界からはさっそく異論が噴出している。 バーテンダーにとって、手袋をしてカクテルを作るというのは過酷で迷惑極まりない。バーテンダーの芸術的なサービスをないがしろにするものだと反論する。 あるバーの主人は、我々はいつ覆面調査員の衛生検査が入っても問題ないようにしているし、数々の設定された健康や安全性の基準を守っている。それに手袋などしていたら客と握手ができない。握手はバーテンダーにとって極めて重要な客とのコミュニケーションだと、手袋着用の必要性などないと主張する。 カリフォルニア州議会でこの法律を立案した議員は、調理関係者が手袋をすることがそれほど煩わしいとは思わないとしながら、法律の施行後6か月間は違反しても罰則を与えず、警告にとどめるとしている。 またレストランやバーは、独自で厳しいトレーニングの実践と書面によるガイドラインを提出することで、例外を申請できるとしている。 立法側は、手袋着用ですべてレストランやバーでの食品衛生管理が達成されるとは考えていないが、調理関係者すべてが食品衛生と食の安全性に留意すべきだとしている。 法律の通過後わずか数日で、バーテンダーはこの手袋着用規制から除外されるべきとの署名が5000件以上集まったという。
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