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カリフォルニア、レストランでのトランス脂肪酸の使用を禁止 【アメリカ】 2009年12月29日


カリフォルニア州は、2010年1月1日をもって、レストラン・バーなどの飲食店で出される料理にtrans fat(トランスファット:トランス脂肪酸)の使用を禁止する。

脂肪酸には、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、トランス脂肪酸の3つのタイプがあるといわれ、トランス脂肪酸(トランスファット)は、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞を引き起こすリスクがより高い物質といわれている。

トランス脂肪酸は多くの食品に見られるが、多く含まれる食品の代表例として、フライドフライポテト、ドーナツ、パウンドケーキなどが挙げられ、マーガリンやショートニングを多く使った食材に多いとされる。

消費者は家族や友人達と楽しく外食を楽しむべきだが、その食材にどんなものが使われているのかわからない。消費者は、自分たちが食べているものにはトランスファットが使われていないということで、安心してレストランで外食できると規制の趣旨を説明している。

現在世界の主要各国では、トランス脂肪酸の使用は法律で規制されている国が多いが、日本では規制されていない。

アメリカではすでに、消費者に直接販売する製品については、2006年から表示が義務付けられている。またニューヨーク市では、2007年、飲食店でのトランス脂肪酸の使用の規制を設け、違反者には最高2000ドルの罰金が課される。

現在、州単位でレストラン・バーなどの飲食業に対して、トランス脂肪酸の規制をかけているところはなく、カリフォルニア州が初めてのケースとなる。



【関連ページ】

トランス脂肪酸の詳しい解説、含まれる食品、人体への危険性、日本の現状、各国の規制などについては
ウィキペディア(Wikipedia) トランス脂肪酸




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