2012年のリオハワインの輸出、過去最高に

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2012年のリオハワインの輸出、過去最高に　【スペイン】　2013年2月25日

リオハワイン（DOCa Rioja）の消費は過去3年、毎年3億5500万本を超え、輸出に関しては前年より5.5パーセント伸び、過去最高となった。世界市場からのリオハワインへの需要が旺盛で、リオハワインの輸出は1億リットルになる勢いだ。これはリオハの生産量のおよそ40パーセントとなる。

リオハワインの最大の輸出先はイギリスで（6.8パーセント増）、全体の3分の1を占める。また、急成長を遂げているのは中国で、リオハの輸出先で7位に顔を出した。

リオハワインの中で最も売れているのは国内外の市場トータルでCrianza（クリアンサ）。僅差でジェネリックな赤ワインとなっている。高い成長が見られるのはReserva（リゼルバ）で、国外市場で2600万リットルに達し、国内消費の2倍近くとなっている。

リオハの赤ワイン全体の生産量の60パーセント以上は樽による熟成となっている。こうした取り組みは、ワイナリーに大きな投資を求めることになるが、リオハのワインを高級ワインとして売っていこうとする戦略が、付加価値の高いワインとして受け入れられてきて、功を奏しているようだ。

DOCaについて

スペインではフランスのアペラシオンシステムと類似のDenominaciones de Origenと呼ばれるシステムでワインの生産地域などを区分しています。

DOCaはその区分のひとつで、Denominación de Origen Calificadaの略です。この区分に入るには安定的な高い品質を保ち、ワインの造られた軌跡が証明できるといった条件が付けられています。現在DOCaのカテゴリーに入っているのは、Rioja （リオハ）と Priorat（プリオラート）のふたつの生産地域のワインだけです。

プリオラートはカタロニアの生産地域ですが、スペイン国内の言語の違いから、プリオラートの方はDenominació d'Origen Qualificada (DOQ)というカテゴリー名となっていますが、リオハとプリオラートは同じカテゴリーに属します。

（伊藤嘉浩）

【関連ページ】

『リオハのワイン、世界の主要マーケットで急増　【スペイン】　2011年4月1日』
『白のテンプラニーヨに可能性　【スペイン】　2008年1月24日』
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『“La Rioja”の名称使用は、アルゼンチンに軍配　【スペイン・アルゼンチン】　2011年5月6日』

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