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ミツバチを使ってぶどうの病気を早期に検知 【アメリカ】 2011年1月20日


農家にとってミツバチは、受粉を手助けする大切な生き物だ。今このミツバチが、ぶどうの厄介な病気、パウダリーミルデュー(powdery mildew)を早期に発見し、被害を防ぐ助けになるかもしれないと注目を集めている。

この研究は、カリフォルニア大学デイヴィス校(University of California, Davis)とロスアラモス国立研究所(Los Alamos National Laboratories)の共同で行われている。

この研究は、ロスアラモス研究所での旅行かばんの中の爆弾やドラッグの検知の研究から発展したものだという。

研究者らは、ハチはそのアンテナに優れた物質検知能力を持っていて、植物自身が何者かに攻撃を受けたり、何か自身に危害を及ぼす毒素のようなものに脅かされたときに放出する、特有の揮発性の物質を検知することができるのではないかとみている。

ミルデューはカビが引き起こす病気だが、実験でミルデューが放つ物質のにおいを箱の中でハチに学習させ放ったところ、ハチが同じ物質に遭遇したときに舌を伸ばし、その物質を特定したという。

研究者らは、研究の目的はパウダリーミルデューを早期に発見できる器具を開発することで、トレーニングされたハチをたくさん作ることではなく、ハチの能力を検知機器に持たせることだとしている。

研究者らは、パウダリーミルデューを引き起こすカビを食べる、テントウムシに似た小さなカブトムシも発見しており、その生態はよくわかっていないが、その個体数とミルデューの感染の間には何か因果関係があるとみている。

この研究を率いているUC DavisのDouglas Gubler教授は、パウダリーミルデューの検知に犬の訓練も行っているが、この研究は基金がなく時間がかかり、犬1匹のトレーニングに数千万円の費用がかかると話している。

ミルデュー(mildew)には、パウダリーミルデュー(powdery mildew)とダウニーミルデュー(dawny mildew)のふたつがあり、どちらも世界中のぶどう栽培者を悩ませる深刻な病気だ。ぶどう栽培者にとって、ミルデューの克服は夢のような話だ。



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