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アメリカのワイン消費は回復中 【アメリカ】 2010年12月24日


アメリカのワイン市場の2010年11月末までの直近の4週間の消費は、前年同期に比べ6パーセント上昇した。このデータは、Symphony IRI Group (SIRI)から発表された。

この数字は、アメリカ国内産のテーブルワインで、レストラン・バー・カフェなどの業務用市場を除く売上データとして示された。

なかでも顕著な伸びが見られたのは、20ドルを超える価格帯のワインで、前年比22パーセントの伸びとなった。また20ドルをほんの少し下回る価格レンジのワインも年間で21パーセント上昇している。

また非常に大きな消費価格ゾーンである8ドル〜10.99ドルのレンジも12パーセントの上昇を見せた。逆に苦戦したのは3.50ドル以下の価格帯のワインだった。しかしながら2リットル、3リットルなどの大容量ワインのなかで、高額レンジのもの(750ml換算で3.50ドル〜4.99ドル)は、前年比で25パーセントの伸びを示した。

品種別では、ピノノワール(11パーセント)、リースリング(8パーセント)が高い伸びを示し、赤ワイン最大の消費カテゴリー、カベルネソーヴィニオンも7パーセント増加した。また、カベルネやメルロなどをブレンドしたred blends/Meritageといわれるカテゴリーは、すべての価格帯を通して14パーセント上昇した。

逆に苦戦したのはシラー/シラーズで9パーセントの減少となった。この数字は年間でもほぼ同様だった。

またアメリカのワイン市場の21パーセントを占めるシャルドネは2パーセント増の堅調な推移だった。

州別ではカリフォルニアワインが全体の70パーセントを占めるが、ワシントン州、オレゴン州の伸びは引き続き堅調だ。

特筆すべきは、数量の伸びが5パーセントだったのに対し、価格の伸びが6パーセントだったことだ。アメリカ経済が必ずしも順調とはいえないなか、ワイン支出は伸び、しかも品質重視の動きになっていることは注目に値する。



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