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Home > ブルネロのスキャンダルの調査が公式には終了 【イタリア】 2009年7月28日 2008年4月に発覚した、Brunello di Montalcino(ブルネロ・ディ・モンタルチーノ)の偽装問題が、公式に終了したとイタリア警察によるレポートで発表された。 このスキャンダルは、ブルネロ・ディ・モンタルチーノにサンジョヴェーゼ以外のぶどうがブレンドされているという疑惑が持ち上がり、ワインの基準を偽装しているとして調査が進められることとなった。 ブルネロの最大の輸出先であるアメリカは、政府がワインの輸入を差し止めるなどの措置をとり、イタリアに説明を迫るなど、ブルネロがイタリアを代表する高級ワインのひとつであるだけに、世界的なスキャンダルに発展した。 イタリア当局は、722,500ケースに及ぶBrunello di Montalcinoと78,000ケースのRosso di Montalcinoを差し押さえ、その正真性の調査にあたった。 最終的な報告書で、144,000ケースのBrunello di Montalcinoと75,000ケースのRosso di Montalcino、Chianti Classicoとその他の赤ワインがIGT(Indicazione Geografica Tipica)に格下げされ、11,000ケースのワインが蒸留に回されたと発表された。なお、差し押さえにあって、その後格下げされたワインは、そのカテゴリーのワインとして販売できるとした。 捜査開始当初より、捜査当局はどのワイナリーが調査されているのか、明らかにしてこなかったが、イタリアのメディアは複数の生産者の名前を報じていた。その中には、大手生産者であるFrescobaldi, Antinori, Castello Banfi, Casavova di Neriなども含まれる。 彼らはいずれも調査対象となったことを認めているが、ブルネロとしてではなく、格下げしたワインとして出荷することについては、さまざまな理由付けをしている。 主だった理由のひとつは、ブルネロの正真性を証明するの仁時間がかかり、その間ワインの出荷を待つよりもIGTの、いわゆるスーパータスカン(super Tuscan)として出荷したほうが良いと考えたというもの。 最終調査報告書では、17人の個人がごまかしに関わったとされたが、どんな処分がなされるのかはレポートには触れられていない。 イタリア当局によるブルネロ疑惑の最終報告は、その報告書の内容に納得するというより、さらに調査のあり方に疑惑を投げかけるものとなった言えるかも知れない。
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