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Home > 高級イタリアワインにさらにふたつの疑惑 【イタリア】 2008年6月21日 Brunello di Montalcino(ブルネロ・ディ・モンタルチーノ)の中身の詐称にゆれるイタリアで、さらにふたつの高級ワインに対する詐称問題が持ち上がっている。 ひとつはVino Nobile di Montepulciano(ヴィノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ)。12,000リットル(1,300ケース余)のワインが、中身が詐称されているとして当局に差し押さえられた。 差し押さえられた生産者のワインのひとつは、生産者団体であるVino Nobile Consorzioの会長のワイナリーである。 Vino Nobile di Montelpulcianoは、法律によって最低70パーセントのSangioveseに10パーセントを限度とした地元品種であるCanaiolo(カナイオロ)、残りの20パーセントはMontelpulciano内で栽培されるぶどう品種が許可されている。これにはCabernet、Merlotなどの国際品種も含まれる。 いまひとつはSan Gimignano(サンジミニャーノ)で、赤のSan Gimignano4,000本が押収された。San Gimignanoは、赤・白どちらも生産しているが、白ワインについても調査が行われている。 こちらの場合は、醸造にオークチップを使ったワインをSan Gimignanoと名乗ったり、そのワインの一部をChiantiDOCGとして出荷しようとしたというもの。 (注)イタリアではDOCGとDOCのワインにオークチップを使うのは認めていない。 Brunello di Montalcinoに端を発する一連のワイン疑惑騒動はトスカーナの高級ワインに集中しており、メディアの報道も正確性を欠くなど、トスカーナを標的に魔女狩りの様相を呈しているとの批判も聞かれる。 ワインの中身の詐称、偽造は特にイタリア・フランスでは恒常的に行われているといわれ、各国当局も取締りを強化しているが、中身は凡庸なワインを詰め、名声を持ったワインのラベルを貼って高く売ろうという業者はかなり存在するものと見られる。 (追記) 2008年8月現在、アメリカ政府はVino Nobile di Montepulcianoのアメリカへの輸入を差し止めている。 詳しくは 『アメリカ政府、更にサンテミリオンとモンテプルチアーノを輸入停止に 【アメリカ】 2008年8月15日』を参照。 (2008年8月15日) Home > |
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