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バローロ、3年間新規のぶどう園開園を制限へ 【イタリア】 2019年11月22日


イタリア・ピエモンテの銘醸Barolo(バローロ)で、2020年1月より向こう3年間、同エリア内での新規のぶどう園の開園が制限される見通しとなった。これは、Barolo and Barbaresco Consorzio(バローロ・バルバレスコ生産者連盟)によって明らかにされた。

この制限はバローロの供給過剰を防ぐのと景観を守るためのもので、3年が経過した2023年に状況が見直される。

もしぶどう園開園制限期間内に同地区にぶどうが植えられた場合は、その生産者はバローロを名乗ることができず、ワインは格下げされることになるという。

これまでのところ連盟の中ではこの計画に対して総じてポジティブで、目立った反対意見は聞かれないという。

BaroloはBarbaresco(バルバレスコ)に比べかなり大きな地域で、2,100ヘクタールの栽培面積に378のワイン生産者がある。それに対してバルバレスコは763ヘクタールに211の生産者数となっている。

年間生産量はバローロが1400万本、バルバレスコは500万本。バローロの輸出先トップはアメリカで、全輸出の20パーセントを占めている。バローロのその他の主要輸出先は、イギリス・ドイツ・スイス・日本などとなっている。



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