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| Home > Chシュヴァルブラン、白ワインをリリース 【フランス】 2016年9月19日 フランス・サンテミリオンの銘醸、Château Cheval Blanc（シャトー・シュヴァルブラン）が2016年9月末、Le Petit Cheval Blanc（ル・プティ・シュヴァルブラン）と名付けられた白ワインをリリースする。ヴィンテージは2014年。 Le Petit Cheval Blanc 2014は、ソービニオンブラン100パーセントで、生産本数は4500本。イギリス市場では1本100ポンド程度（現行レートで14,000円程度）での販売が見込まれている。 サンテミリオンでは白ワインが造られてはいるが、著名な生産者による白ワインのリリースはシュヴァルブランが初めてとなる。シュヴァルブランは、8年の準備期間ののちリリースされることとなったと語っている。 ぶどうは、以前Moueixが所有していたChâteau La Tour du Pin FigeacをChâteau Cheval Blanc（シャトー・シュヴァルブラン）の共同経営者であるLVMH（Moet Hennessy Louis Vuitton）とAlbert Frèreが買収していて、その畑から調達されている。（このシャトーは、2008年のサンテミリオンの格付け見直しの際、格付けを失っている。ただし、サンテミリオンの格付けの見直しについてはいまだ混乱をきたしている。【関連ページ】参照。） Château La Tour du Pin Figeacはシュヴァルブランに隣接していて、2012年のサンテミリオンの格付け見直しでは、その内の1.38ヘクタールがChâteau Cheval Blancの敷地内であると線引きがされた。今回の白ワインは、残りの6.5ヘクタールの畑から産出される。 シュヴァルブランは、この部分に植わっていたぶどうを接ぎ木によって3種のクローンのソービニオンブランに植え替えている。2018年ヴィンテージからは20パーセントのセミヨンを混醸させる予定で、生産量を年間20,000本に引き上げる予定だという。 Château Cheval Blancはそのセカンドワインとして〝Le Petit Cheval″（赤ワイン）を販売している。今回の白ワインは、〝Le Petit Cheval Blanc″という名称だということなので、トップワイン・セカンドワイン・白ワインがどれも似通った名前になり、わかりづらいかもしれない。 ボルドーワインと言えば圧倒的に赤ワインのイメージが強く、ソーテルヌの極上の貴腐ワインとともに、グラーヴ（Graves）などで極めて秀逸な白ワインが造られているにもかかわらず、白ワインへの注目度は低い。Château Cheval Blancの白ワインのリリースには、その価格の高さも加わって今後の動きが注目される。
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