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ニューヨーク州、全米3位のワイン産出量にーアメリカのワイン産業の概観 【アメリカ】 2014年5月25日


2013年のアメリカ全体で生産されたワイン産出量で、ニューヨーク州がカリフォルニア州・ワシントン州に次ぎ、第3位となった。2013年、ニューヨーク州で生産されたワインは1200万ケースで、全米の生産量3億5000万ケース強の3パーセントを占めた。

2位のワシントン州のシェアは4パーセントで、4位のオレゴン州は1パーセント。

アメリカのワイン生産量の圧倒的な産地はカリフォルニアで、全体の89パーセントを占めており、2位・3位といっても量的にはわずかな数字でしかないのが現状だ。

アメリカのワイナリー数を見ると、2014年1月時点で、全米に7,762のワイナリーがあり、カリフォルニアには3,674(47%)、ワシントン州689(9%)、オレゴン州586(7%)、ニューヨーク州320(4%)となっている。

目を引くのはテキサス州で、ワイン産出量は全米5位となっている。

ニューヨークのワインは、Finger LakesやLong Islandなど、近年話題となっている産地があるが、今のところ日本ではお目にかかる機会が少ない。ニューヨーク州のワインは、気候帯がかなり冷涼なため、カリフォルニアのワインなどとはかなりスタイルが違うが、日本へはアメリカ国内を横断して西海岸から出荷する必要があり、輸送とコストの問題もあり、接する機会が限られるというのが現状だろう。

2013年のアメリカワインの産出量とワイナリー数の概要は下記の通り。

  州   ワイン産出量
(ケース:750ml/12)
シェア   ワイナリー数  シェア
 California  313,000,000  89%  3,674  47%
 2  Washington  13,000,000  4%  689  9%
 3  New York  12,000,000  3%  320  4%
 4  Oregon  3,300,000  1%  566  7%
 5  Texas  1,800,000  >1%  208  3%
   
       
   Total  353,110,000  100%  7,762. 100% 
 source: Wines Vines Analytics  




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