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Home > サントリー、Beam(ビーム)社を1兆6500億円で買収 【日本・アメリカ】 2014年1月14日 サントリーホールディングスは、アメリカのBeam社(Beam Inc)を160億ドル(およそ1兆6500億円)で買収する。 ビーム社は、バーボンのJim Beam、Maker's Mark、コニャックのCourvoisier(クルボアジェ)、スコッチのTeacher’s、カナディアンウイスキーのCanadian Club、Sauza tequila(サウザテキーラ)などを展開するアメリカ最大規模の酒類資本。 日本の小売酒類市場規模は、2000年ごろまでは6兆円といわれていたが、現在では大手ビール会社は5兆円程度と見積もっていて、国内の酒類市場は大幅に縮小している。 日本の酒類大手各社にとって、国内市場での売り上げ増加が見込めない環境の中、海外展開に目を向けるのは自然な成り行きだろう。 サントリーはこの買収で、Diageo(ディアジオ)、Pernod Ricard(ペルノ・リカール)に次いで世界で第3位の酒類資本となる。 最近の日本の大手酒類会社による海外酒類資本の買収はいくつかあり、2009年にはアサヒビールが中国の青島(チンタオ)ビールに資本参加しているし、キリンも2009年にブラジル第2のビール会社Schincariolに26億ドル(今のレートで約2600億円)を投じ、現在はBrasil Kirinとなっている。 またキリンは、ワイン部門でオーストラリア・ニュージーランドを中心に展開するLion(ライオン、以前のLion Nathan)を完全子会社化している。ブランドはKnappstein, Petaluma, Smithbrook, St Hallett, Stonier, Tatachilla, Wither Hillsなどを抱えている。 キリンのワイン資本の所有は日本ではあまり知られていないが、地元オーストラリアやニュージーランドをはじめ、世界市場での認知度は高く、キリンの業績に大きく貢献している。ただ不思議なことに、Lionブランドの日本での積極的なワイン展開はこれまでのところあまり見られない。 サントリーのビーム社の買収では、サントリーが2014年1月10日(金)のビーム社の株価の終値66.97ドルより25パーセント高い83.50ドルを翌月曜日(14日)に提示し、買収が合意されたとされる。 これでサントリーはジャパニーズウイスキーに加えて、スコッチ・バーボン・コニャック・スピリッツなど世界全般の幅広いハードリカーのポートフォリオを手にすることになり、先行するDiageo(ディアジオ)、Pernod Ricard(ペルノ・リカール)を追撃することになる。 世界の酒類資本最大のDiageoはバーボンが手薄だと言われ、Beam社に対してカウンタービッド(counter bid:逆入札)を行う可能性はあるとされるが、サントリーが提示した買収額が高額だったことと、カウンタービッドを受け入れた時にサントリーに支払われる違約金が高額であることから、その可能性は薄いと言われる。
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