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Home > ニュージーランドのワイン輸出、世界10位に 【ニュージーランド】 2012年9月3日 ニュージーランドワインの年次報告書によると、ワインの輸出は金額ベースで前年比8パーセント(数量では11パーセント)伸び、11億8000万ニュージーランドドルに達した。これでニュージーランドワインの輸出額は、世界で10番目の規模となったようだ。 ニュージーランドのワイン産業は非常に新しく、世界市場でのお目見えはせいぜいここ10年と、まだ最近のことだ。生産量では世界の1パーセントに満たないが、ピノノワールとソーヴィニオンブランを中心に据えたワイン戦略の成功は特筆に値する。ニュージーランドにとって、ワインは今や同国で8番目に大きな輸出産品となっている。 ニュージーランドワインの輸出先は、オーストラリア・イギリス・アメリカがトップスリーで、続いてカナダ・オランダ・中国・香港・アイルランド・シンガポール・日本・スウェーデンとなっている。 日本市場では、ニュージーランドワインのシェアはまだ1パーセント以下と非常に小さいが、ワインのスタイル・飲み口などから、これから日本での支持が大きく期待できるのではないだろうか。 ニュージーランドワインの1リットル当たりの平均出輸出価格は$NZ6.6(ニュージーランドドル)だが日本への出荷価格の平均は$NZ11.5となっている。中国・香港・シンガポールへの出荷額もほぼ同様で、アジア地域へは、平均価格の2倍近い価格レンジのワインが輸出されていることになる。 ニュージーランドのワイン産業はこの10年急成長したが、参入者も増え、最近では供給過剰から来る価格下落を心配する向きもある。しかしニュージーランドワインの輸出の78パーセントはオーストラリア・イギリス・アメリカの上位3か国が占めていることから、拡大余地はまだまだ相当にありそうだ。
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