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Home > シャトー名の中国語表記で混乱 【フランス・中国】 2012年3月10日 ボルドー・メドックの1855年に制定された格付けのシャトー名の中国語表記をめぐって、混乱が生じている。 発端は、2012年2月にオークションハウスChristie's(クリスティーズ)が発表した61の格付けシャトーの中国語表記のポスター。当初この中国語表記が公式の表記と受け止められ、報道がなされた。 しかしその後シャトー側から異論が出され、Conseil des Grands Crus Classés en 1855も、この中国語表記は公式なものでも、承認を与えたものでも全くないとして、その中国語表記をボイコットした。 シャトーのうちいくつかは、与えられた中国語表記に同意したようだが、多くのシャトーは漢字による表記が長すぎたり、表記名がシャトーのイメージにそぐわないなどの理由で、その中国語表記に反対した。 結果としてクリスティーズが発表した中国語表記のポスターは引き下げられ、またその中国語表記が公式なものではないことも確認された。 この中国語表記を主導したのはChristie's ChinaのSimon Tam氏だが、Tam氏はこの中国語表記が公式のものだと言明した覚えはないとしている。また用意された大型ポスター500部は、これから開始される2011年ヴィンテージのプリムール売り(en primeur)に合わせて、各会場やシャトーに掲示される予定だったが、それもキャンセルされた。 中国市場におけるワイン名の中国語表記の問題は、かねてよりの懸案事項だ。中国では、外国製の商品表記に、発音の似た漢字を当て字として使っている。発音が同じあるいは似た漢字はたくさんあり、どの当て字を使うかによってその商品のイメージが変わってしまう恐れもある。 たとえばChateau Ausone(シャトー=オーゾンヌ)を日本語式に漢字表記を試みた時、オーゾンヌは『大損奴』と表記できるかもしれないし『大尊努』と表記できるかもしれない。われわれ日本人はカタカナを持っているため、中国ほどの混乱はないかもしれないが、中国語の表記ではどの漢字が使われるかは大きな問題だろう。 また同一のワインであっても、どの漢字表記が使われるのかは表記次第で、消費者にはわかりづらく、現に中国では中身は全く別物の商品が売られるケースも頻発しているようだ。 各シャトーは、中国当局による正式な商標登録を求めているが、相当の時間がかかるとみられている。 なお、クリスティーズが発表した各シャトーの中国語表記は、下記のサイトで確認できる。 Bordeaux approves official Chinese names, Decanter
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