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Home > モーゼル、真夏の雹(ひょう)に見舞われ大打撃 【ドイツ】 2011年9月2日 ドイツのワイン銘醸地モーゼルが8月26日、激しい雹(ひょう)に見舞われ、ぶどうが深刻なダメージを受けたもようだ。雹はテニスボールほどの大きさで、同日午後15分にわたって降り続いた。 ぶどう園のダメージは一律ではなく、比較的軽い被害で済んだところもあったが、ひどいところでは面積の50パーセントに上る被害が出たところもあったようだ。範囲は広範囲で、中部モーゼルの1000ヘクタールに及ぶぶどう園に影響が出たもようだ。 今年のモーゼルのぶどうの収穫は、10月初旬から中旬とみられ、収穫は1か月以上先だが、雹の襲撃でぶどうの木が折れたり、ぶどうの房が直撃を受けたりで、ぶどうの状態が懸念される。 特に傷ついたぶどうの実からは、カビの繁殖や害虫の繁殖が心配され、病気の拡大も懸念される。収穫減のダメージのなか、これから収穫までの好天を祈るしかないようだ。 ぶどう園の被害もさることながら、住民にとってもっと深刻なのは、家の屋根や車が破壊されたことで、大きな傷を負った人も多く、雹の降った後はさながら戦場のような光景だったと伝えている。
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