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Home > アメリカ、ブルネロの輸入で義務付けていたイタリア政府の正真性の保証書添付を解除 【アメリカ・イタリア】 2010年4月21日 アメリカ政府は、これまでイタリア・トスカーナの高級ワインBrunello di Montalcino(ブルネロ・ディ・モンタルチーノ)の輸入に際して、その正真性を保証する、イタリア政府による証明書の添付を義務付けていたが、2010年4月をもって、その措置を解除した。 ブルネロ・ディ・モンタルチーノの中身の詐称事件は2008年4月に発覚した。それ以降アメリカはブルネロの輸入を差し止めた。ブルネロはイタリアワインを代表する高級ワインで、その生産量の3分の1はアメリカに輸出され、イタリアにとってもそのダメージは大きかった。 ブルネロの中身の詐称について、イタリア側から納得のいく説明がなかったため、アメリカは自国の消費者保護の観点から、輸入禁止という措置をとったが、その後イタリア政府がワインを審査し、中身が正真のブルネロであるという政府保証が得られたワインのみ、通関を許可すると通告した。 この措置は、ブルネロがSangiovese100パーセントであるという科学的な検査結果を求めるもので、その検査をひとつひとつのワインについて行い、その正真性を認める保証書をイタリア政府が発行するという作業は、イタリア側にとってかなりの負担であったことは想像に難くない。 この件に対して、アメリカ政府はイタリア政府の保証書の添付がないブルネロは、1本たりとも輸入させないという強硬とも思える姿勢をとってきたが、今回ようやくその政府保証の添付が免除されることとなった。 この間ブルネロの生産者の間でも、ブルネロをどうするのか議論が戦わされ、事態の収束を図ってきたが、アメリカが今回ブルネロの輸入に際し、イタリア政府の証明書の添付を取り下げたことで、一定の決着を見たといえそうだ。 なお今月2010年4月の『WORLD FINE WINES ニュースレター』は、ワインの偽装問題についてとりあげています。ニュースレターのお申し込みはこちらからどうぞ。
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