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フランス各地でワイン生産者が抗議デモ 【フランス】 2008年11月4日


2008年10月30日、フランス各地のワイン生産地で、ワイン生産者・ぶどう生産者による広範な抗議デモが行われた。

抗議の内容は、新聞などメディアでのワイン記事の規制、ワインの増税、インターネットでの広告規制、無料のテースティングの禁止などに対する反対アピール。

抗議デモはフランス全土に及んだ。デモが開催されたのは、Bordeaux, Nantes, Angers, Blois, Bergerac, Nîmes, Avignon, Gaillac, Arbois, Sancerre, Epernay, Cognacなど。

ボルドーでは市長もデモに参加し、そのほかCIVBなどフランスのワイン団体の幹部も加わった。

Source: Wine demonstrations held across France, Decanter


【Behind the Scene】

フランスでのワインに対する規制は、特に2008年に入ってかなり厳しくなっているようです。そのきっかけとなったのは、新聞に掲載されたワインの記事が、飲酒の促進効果を持つとして法律(Evin Law)に違反するという判決が出たあたりからです。

これを契機に現在ではインターネット上のワイン広告・ネット販売も実態的に規制対象となり、ワイン生産者・流通業者が大きな打撃を受けていると言われています。

規制強化の背景には、禁酒推進団体National Association for the Prevention of Alcoholism and Addiction (ANPAA)の強力なロビー活動があるといわれます。

ワインの生産者・ワイン流通業者をはじめとして、一般からも彼らの姿勢があまりにも極端すぎるという指摘も多くあがっているようです。その理由は、ワインはフランスの文化であり、生活と切っても切り離せない関係で、飲酒を悪魔のように扱うのは行き過ぎているというものです。

他方ヨーロッパでは、アルコール依存症の問題、アルコール飲料の過度の取りすぎによる健康被害、それらに起因する社会的問題の発生とコストの増大は、大きな社会問題として横たわっており、それらの観点からアルコール摂取の抑制を積極的に進める動きも見られます。

フランスでは、飲酒可能年齢を16歳から18歳へ引き上げる検討もされています。



【関連ページ】

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