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マイクロソフト、フランスですべてのワイン広告を削除へ 【フランス】 2008年5月26日


オンライン広告を提供するマイクロソフト・アドセンター(Microsoft AdCenter)は、フランスでワインの広告を出稿しているすべての業者を登録から削除し、ワインのオンライン広告を掲載しないことを決定した。

フランス・マイクロソフトの今回の決定は、2008年はじめハイネケン(Heineken)のウエブサイトがアルコール広告を掲載し、消費者に飲酒をうながしたとして違法と判決されたことを受けての措置。

フランス・マイクロソフトアドセンターは、同社に登録しているワイン業者に、2008年5月末で彼らの登録する検索ワードとオンライン広告を無効にすると通知した。

大手のオンライン広告提供者として、マイクロソフトのほかにGoogle AdSense や Yahoo Publisher Networkなどがあるが、両者は現在のところ対応を保留している。関係団体らは両者にマイクロソフトと同じ対応をとるよう求めている。

フランスには現在269のオンラインワイン販売業者があり、今回のハイネケンに対する決定によって、オンラインワイン販売業者は対応を迫られることになり、それら事業者の抱える数千の雇用と売り上げが大きく影響を受けるものと見られている。

フランスは、アルコール飲料の広告を厳しく規制するEvin lawと呼ばれる法律を1991年に制定している。この法律については行き過ぎているとして修正を加えるべきという意見も多く、サルコジ大統領の大統領選挙戦での公約でもあったが、現在のところ修正されていない。

France: Microsoft pulls wine adverts, Decanter



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