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霊長類はアルコールが大好きー研究で 【アメリカ】 2016年7月24日


キツネザルやロリスといった霊長類に属する動物たちはアルコールを好む。しかも強いアルコールをより好むという研究が発表された。発表したのはアメリカ・ダートマス大学(Dartmouth College)の研究グループ。

 
 ワオキツネザルの一種 ring-tailed lemur
(写真)Macalester College

研究は、動物が自然界でどんな種類の発酵した食物を好み、フルーツやネクターなどからの自然発酵で発生するアルコールをどれくらい許容し、消化するのかを調べるために行われた。

事前の予想では、アルコールはそれら動物に対しては毒物で、生存や体調にネガティブに働くと見られていた。しかし結果は予想に反し、これら小型の霊長類は自然界から得られるアルコールを好み、しかもより強いアルコールに選好を示すことが確認された。

研究者らはこの結果について、自然界ではカロリー摂取が難しく、アルコールは彼らにとって有用なカロリー源となっているのかもしれない。生存に必要なカロリー摂取のためには飲酒によるリスクを冒すという選択はあるのかもしれないし、もしわれわれ人間のようにアルコールの分解を非常に効率的に行える種があれば、自然界のアルコールの存在は彼らにとって魅力的になると指摘する。

ワオキツネザルの仲間アイアイ(aye-ayes)での調査で、何種類かの濃度が違うアルコール飲料をランダムに並べておいたところ(水の容器を含む)、アイアイは最も高いアルコール度数(5パーセント:自然界で得られる最大値と見られる)の飲み物を最も好み、2倍の消費をした。そればかりか容器はからとなり、お代わりを要求していると見られたという。

スローロリスの実験でも似たような結果が得られ、特筆すべきはこれらの霊長類のどれも中毒症状を見せたものはなく、アルコール摂取による障害を見せたものもなかったと指摘している。

研究者らは、こうした動物たちは自然界で生き延びるために、自然界で自然的に発生するアルコールをエネルギー源として使っているのかもしれない。彼らはアルコール耐性を身につけ、夜行性の霊長類は暗がりでアルコールのにおいを認識することで、アルコールというエネルギー源に簡単にたどりつく能力を獲得したのかもしれないと指摘する。

この研究は、我々人間は遠い祖先からアルコールを消費・代謝する環境を引き継いでいることを示唆しているのかもしれないと研究者は指摘する。



【関連ページ】

動物が酔っぱらっているビデオをどうぞ。(ページ最下段のビデオ)

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