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Home > クロアチアのワイン、世界市場に意欲 【クロアチア】 2012年1月30日 クロアチアといわれても、そもそもどこにあるのかもよくわからない。ましてやクロアチアのワインといわれても試したこともない、というのが正直なところだろう。しかしこのクロアチア、国民一人あたりのワイン消費量では、世界の10指に入る大ワイン消費国だ。(日本は世界で100位程度) クロアチアは、イタリアの東側のアドリア海を挟んだ対岸に位置し、1990年まではユーゴスラビアを形成していた。地勢的にも歴史的背景でも、完全にワイン圏だと言える。これまで造られたワインはほとんど自国で消費され、輸出されることはあまりなかったようだ。ワインは、地中海性ワインの特徴を顕著にもちながら、何かしらほかの地中海性ワインとは違う印象を受けるとされる。 近年クロアチアのワインの酒質向上が進み、また2013年にはEUに加盟することから、ワインを自国の有力な輸出産品として、世界市場を目指すという機運が高まっているようだ。 世界では、似たようなケースで成功した例としてアルゼンチンが挙げられる。アルゼンチンのワインも、しばらく前まではほとんど自国消費であまり輸出はされなかった。しかし今では世界市場で大きく認知されている。 ヨーロッパのワインの中でも、ブルガリアやハンガリー、ポーランド、ルーマニアといった国々もワインを多く造っているが、世界市場では今一つの地位に甘んじている。さらに世界市場ではまだ顕在化していないが、中国、インド、ブラジルなどといういわゆるニュー・ニューワールドワインと目される国々も控えていて、ワインの供給サイドの動きは激しくなりそうだ。
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