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Home > レスベラトロールの有効性を示す学術発表は、ねつ造だった 【アメリカ】 2012年1月16日 University of Connecticut(コネチカット大学)の外科学の教授で、同大学の心臓研究センター(Cardiovascular Research Center)の責任者でもあるDipak Das博士が発表した、赤ワインの心臓疾患に対する有効性に関する学術データがねつ造されたものであるとして、大学側が調査に乗り出し、その結果が発表された。 Das教授による一連の研究は、赤ワインに含まれるレスベラトロール(resveratrol)やアントシアニジン(anthocyanidins 注:アントシアニン anthocyaninsではない)など黒ぶどうに含まれる物質が心臓疾患に対して有効に働くことを示すもので、3年間の間に11にのぼる学術専門誌に複数の論文が掲載された。 しかし2008年、同教授の研究データに問題があるとの匿名の指摘が大学側になされ、調査が開始された。その結果大学は、60,000ページに及ぶ包括的なレポートを発表し、145のデータがねつ造された、偽のデータに基づく研究だったと結論した。 コネチカット大学は、3年に及ぶ膨大な時間と労力を使っての検証は困難を極めたし、同大学の看板教授による不正には本当にがっかりしたとしながら、匿名の指摘には感謝するとし、このひとつの研究室による不祥事で、同大学の生医学研究に決定的なダメージを与えることはないとコメントしている。 レスベラトロール(resveratrol)は、心臓疾患をはじめ、高血圧、動脈硬化、糖尿病、ガン、アルツハイマー、あるいは加齢の抑制にも効果があるとしていろいろな研究が発表されている。ただし、赤ワインを飲んだからといって、その効果が得られるかというと、そういう短絡な話ではない。2010年には製薬大手のグラクソは、レスベラトロール由来の新薬の開発を、重篤な副作用の発生を理由に中止している。 ワインの薬効をイメージさせるプロモーションには注意した方がよかろう。
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