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ワインの栓やパッケージの酸素の透過性を正確に測定する画期的な技術を開発 【オーストラリア】 2010年2月9日


Australian Wine Research Institute(AWRI)は、ワインの栓やパッケージを通過する酸素を正確に測定できる技術を開発し、その実用サービスを提供すると発表した。

ワインと酸素の関係は非常に重要で、ワインと酸素との接触の度合いによって、ワインの持つ性格や品質はかなり大きく影響を受ける。

ワイナリーにとって、栓をして製品となった後でワインに生じる変化で、ネガティブにはたらく要素は、できるだけなくしたいというのが本音だ。

ワインを製品として出荷した後に起こるネガティブな変化は、ボトル(あるいはそれに準ずるパッケージ)内の酸素の含有状況によって変化する。たとえばボトル内に酸素が入り込む量が多ければ、酸化の風味を増すことになったり、フレッシュさが失われるのが早まったりする。

また、極端に酸素の量が少なければ(つまり強い還元状態になれば)ワインの中身成分にもよるが、イオウ化合物などから発せられる不快臭が問題となることもある。

従来ワインメーカーは、非常に慎重にこの問題に対処してきたが、正確に酸素の透過率OTR(Oxygen Transmission Rate)を知ることはできなかった。

今回AWRIが開発した技術では、ボトルやパッケージを開けることなく、酸素の透過率を測定でき、ワインを製品として出荷した後に起こりうる、品質変化を抑えるための予備的な対処ができる可能性があるのではないかと期待される。

(伊藤嘉浩)



【関連ページ】

ワインの栓をめぐる最近の動き−コルクはワインにとって最良の栓であるのか
ワイン業界で使われる用語の問題

ワインに発生する還元臭については、
【専門資料 A-3】『ワインにおける『還元臭』『還元的な環境』とはどういうことか』

をご覧ください。




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