クリュブルジョワ(Cru Bourgeois)の格付けが復活の動き

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クリュブルジョワ(Cru Bourgeois)の格付けが復活の動き　【フランス】　2008年3月2日

2007年にその使用が公式に禁止されたボルドー(Bordeaux)のCru Bourgeois（クリュブルジョワ）の格付けを、復活させる動きがでている。

Cru Bourgeois の復活を求める団体Alliance des Crus Bourgeois（クリュブルジョワアライアンス）は、2009年中にも格付けを復活させたいとしてMedoc（メドック）全域のワイン生産者に呼びかけている。

新しい体制で発足させたいとする新規のCru Bourgeoisでは、ワイン醸造や品質維持において、格付けの基準を明確にして再出発させたい意向。

細部はまだ詰め切れていないが、たとえば樽やタンクの容量や、18ヶ月間の樽での熟成期間を保証するなどの具体案が示されている。Cru Bourgeoisを名乗れるかどうかの審査は、外部の組織が行うとしている。

生産者の間では、Cru Bourgeoisという格付けを再度ラベルに表示したいという希望は相当あるようだ。しかし一方で、新しい基準に適合させるには、醸造設備などに対する相当額の資金が必要となるため、しり込みをする生産者もあるようだ。

アライアンスでは、2008年7月までには政府からのCru Bourgeois使用の認可を取りたいとしているが、その実現にはさらにかなりのステップが必要だとしている。

Cru Bourgeois revived, Decanter

【追記】

2009年12月、フランス政府はボルドーのクリュブルジョワ（Cru Bourgeois）のラベル表示を、再度認める決定をしました。

詳しくはこちらをご覧ください。
『クリュブルジョワ（Cru Bourgeois）の使用が復活　【フランス】　2009年12月3日』

【関連ページ】

『クリュブルジョワ（Cru Bourgeois）の使用が禁止へ』
『ついにボルドーにヴァンドペイ（Vin de Pays）誕生』
『3分の1のワインがAOCの資格なし？』
『フランスワイン、地域間のブレンドを認める方向に』

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