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Home > 赤ワインを飲むと頭痛が起きるー原因物質を特定、測定できる装置を開発 【アメリカ】 2007年11月12日 NASAの科学者であり、カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)教授であるRichard Mathiesらのグループは、ワインの飲酒後に起こる頭痛の原因物質を特定し、測定する装置を開発したとjournal Analytical Chemistryに発表した。 頭痛を起こす原因物質はtyramine(タイラミンあるいはチラミン)というアミノ酸から派生する物質で、赤ワインやビール、日本酒などにも含まれるという。研究はNASAの火星の有機物分析の装置を開発する過程で、発酵飲料の中に存在する有機物をテストするなかで明らかにされた。 赤ワインを飲むと頭痛が起こるというのは特に欧米ではしばしば話題にされ、その現象をred wine headacheを略してRWHなどと言っている。その犯人説として二酸化イオウやヒスタミンなどが取りざたされてきたが、いずれも否定されていた。 白ワインではあまり起こらず、主に赤ワインを飲んだあとに起こることについて、研究者らは二次発酵であるマロラクティック発酵がtyramine生成に関わっていると理由付けている。事実、ぶどうの段階や一次発酵であるアルコール発酵の段階ではtyramineは存在していない。 ただtyramineは、チーズ、ヨーグルト、味噌などの発酵食品、チョコレート、豆腐など豆類、アボカド、バナナ、なす、いちぢく、加工肉など非常に多くの食物に含まれていることも事実だ。 Mathies教授らは、飲もうとするワインにtyramineが存在するかどうか飲む前にわかれば、頭痛を気にせず楽しくワインが飲め、消費者にとってはいいことだし、開発した装置の商用化もすすむのではないかとしている。
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