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フランスの研究者、コルクテイント（ブショネ）除去キットを開発 【フランス】 ２００５年５月１２日
ワインのコルクがもとで起こるコルクテイント（ブショネ）を１時間以内に除去するキットが開発された。
このキットは、ブルゴーニュの生化学者Gerard Michel教授とエノロジストのLaurent Villaumeによって考案され、『Dream Taste（ドリームテースト）』と名づけられ、フランスでは６月１日より１セット40ユーロで発売される。
コルクテイントが除去されるメカニズムは、コルクテイントの原因物質であるＴＣＡ(2,4,6trichloroanisole:トリクロロアニソール）が、イオン化されたcopolymer（コーポリマー）によって吸収されるというものである。
使い方は、コルクテイントの起きたワインをデカンタなどに移し、ぶどうの房のような形をしたcopolymerをワインに沈めておくと不快臭が消失するという。copolymer2個（1回に1個使用）とデカンタのセットで発売され、copolymer単体は1個5ユーロで購入可能。
メーカー及び検査機関のテストによると、赤・白・スパークリングワインとも良好な結果だったということである。
Gerard教授は、『我々は結果を得るために何千回ものテストを繰り返し、その感知テストには、特に優れた醸造専門家を起用した。専門テースターは通常1リットル当たり3〜4ナノグラム程度のTCAを検知できるが、我々は2ナノグラムのＴＣＡを検知できる非常に訓練された専門家たちを起用した。』と語った。
フランスのフィガロ誌（Le Figaro)は、独自のテストでDream Tasteが、11ナノグラムのTCA汚染があるワインが、知覚検知できないレベルになるまでの時間は1時間だったと報じた。また同誌は、21ナノグラムという高いレベルのTCAを持つワインについては2時間必要だったと報じている。
Dream Tasteを製造するEmbagによると、すでに10,000セットを超える注文が主にワインのプロフェショナルや流通業界から入っていると言っている。
コルクテイント（ブショネ）については、
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