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Home > EUのワイン改革プランが執行 【EU】 2009年8月13日 紆余曲折の末、2007年12月に合意を得たEUのワイン改革プランが、2009年8月1日をもって執行に移された。 そもそもこのEUワインセクターの大改革プランは、ニューワールドワインに侵食される一方のヨーロッパワインを根本から立て直すための計画だった。 その骨子は、大量に発生する買い手のない低品質ワインを、巨額の補助金を支出することによって政府が買い上げていた制度を廃止し、競争力のないワイン生産者を市場から退場させ、ぶどうを引き抜いてぶどう園を閉鎖させるというものだった。 それによって、優良なワイン生産者がより競争力を高められるように、プロモーションなどに使う補助金を供給し、ヨーロッパワインの再生を図ろうとするものであった。 このプランは、名前こそEUワイン改革プランとなっているが、実態は、フランスワインの改革プランと読み替えても良いほどの内容となっていた。 詳しくは下段の【関連ページ】にある、過去の経緯を参照願いたいが、当初計画された改革プランからは、大幅な妥協を余儀なくされた改革プランとなった。しかし、いくつかヨーロッパワイン再生のための合意も盛り込まれた。 今後この再生プランの執行により、ヨーロッパワインとりわけフランスワインが再生していくことが期待される。 消費者にとってわかりやすくなるのは、ラベルにぶどう品種名を記載しても良くなったことで、ニューワールドワイン同様、ぶどう品種を頼りにワインを選択できるようになることだ。 なお、新しいワイン規制のもとでは、フランスワインで従来AOCと呼ばれていた分類はAOP(Appellation d'Origin Protegée)に、従来のvin de paysはIGPs (Indication Geographique Protegée)と呼ばれることになる。 ただすでに、改革プラン実行のために各国に用意された補助金が、ほとんど使われていない実態が表面化しており、本当に改革プランが実行されていくのか懸念がもたれる。 いまやワインの消費地も生産地も世界中に拡散した。ワインはヨーロッパにとっては大きな輸出品目であるが、そのパイがどんどん侵食されている現状に、現場のワイン生産者・ぶどう生産者はどう対応するのであろうか。 (参考) CAP Reform: Final stage of EU wine reform to enter into force on 1st August, EU Commission
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