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ジャンシスロビンソン、『プリムール売りはペテン』議論に参戦 【イギリス】 2007年6月22日


世界で最も著名なワイン批評家の一人、ジャンシス=ロビンソン(Jancis Robinson)が、このところワイン界をにぎわせている『ボルドーワインのプリムール売りはペテン』論議に彼女自身の姿勢を示した。

この議論は、イギリスの有力なワイン誌デキャンタ(Decanter)の2007年6月号に掲載された“En Primeur a scam?(プリムール売りはペテンか)”をめぐるもので、各方面からの議論が巻き起こっている。

ジャンシスはこの議論に対し、ボルドーワインのプリムール売りは、消費者に損をさせるシステムだとはっきりと非難した。また、現在進行中の2006年のプリムール売りがうまくいかないことを願っているとも述べた。

さらに、ネゴシャンたちが2006年ヴィンテージを売れないまま抱え込むことになるのはいい気味だと言い、ワイン商もおそらくそうなるだろうと同意している。

ロシアやアジアの国(中国と台湾)が、トップワインを買いあさっているので、ネゴシャンたちはそこでさばけてしまうと考えているのではないかという向きもあるが、そんなにうまくことが運ぶかどうか。

大量に抱えた在庫を、ネゴシャンたちがスーパーマーケットに流すようになったら、価格は大幅に下がる。そうなれば、ワインに先銭の大金を投じた消費者はその価格差に仰天することになる。だからこのシステムは消費者を落とし入れるものだと批判した。


Jancis Robinson: 'I hope 2006 fails', Decanter


【関連ページ】

ボルドーのプリムール売りはペテン、デキャンタ紙上で論議』2007年6月2日
ロートシルト男爵夫人、最近のトップワインの価格高騰に警鐘』2007年6月21日


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