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新しいフランスワインのカテゴリー創設の議論が再燃 【フランス】 2005年6月22日

新しいフランスワインの分類カテゴリー、French Vin de Pays(フレンチヴァンドペイ)の創設がが2005年のヴィンテージでは再び検討されることになるだろう、とワインメーカーでフランス農水省の顧問を務めるBruno Kesslerはボルドーで開催されているVinexpoにおいてデカンタ誌に語った。

この新しいカテゴリーの創設は、ここ何年もの間Cepage de France(セパージュドフランス)の概念としてフランスワイン界を揺るがしてきた事柄だが、その分類につける名前を French Vin de PaysとするかCepage de Franceにするかはさておき、2〜3週間のうちになんらかの決定が下されるはずだ、と同氏は述べた。

新カテゴリーでは、異なった地域のワインのブレンドが許されることになり、地域特性が薄まってしまうとして多くのワイン生産者、とりわけ南フランスの生産者たちは強硬に反対している。

これに対しrKessler氏は、『フランスワインがどんな市場ででも採用してもらえる新しい分類をわれわれはつくるべきだ。』と述べている。同氏は『フランスワインが生存できるかどうかは、世界のスーパーマーケットで扱ってもらえるかどうかにかかっている。』

『フランスワインは世界のワインのマーケットシェアをとらなければならないが、ワインラベルにぶどうがとれた場所が書いてあるだけではワインを扱ってもらえないのだ。現実はどれだけフランスワインが店の棚に並ぶかなのだ。』

加えて同氏は、『実際に出来たワインを売るのは、ネゴシャンなどマーケットの人々だ。ぶどうの生産者たちが彼らの活動を邪魔すべきではない。われわれは、マーケットにとって良しとすることを選択する。10ヘクタールばかりのぶどう園所有者が、我々に対してドイツの市場でどうやってワインを売るかなどということを指南すべきではない。』と述べた。


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