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マウントフォードのワインをご紹介します。 2002 Reserve Pinot Noir（リザーブピノノワール） 2002 Reserve Merlot（リザーブメルロ） どちらも極めて用心深く見守られてきたワインです。限られたスペースでこれらのワインについて書くのは骨が折れますが、俗な言い方をすれば、自然発酵による、ファイニングもフィルタリングも施していない、しかもポンプによるワインの移動もないワインということになります。こういう手法を使えば優良なワインができるという保障はありませんが、この二つのワインに関して言えば、そうした手法はプラスにはたらいているといっていいようです。ぜひお試しいただけたらと思っています。 ※ ともするとファイニングやフィルタリングをおこなっていないワインが、より優良であるというような受け止め方がありますが、我々はまったくそうは考えておらず、すべてはそのワインの持つ性格、酒質に依存すると考えています。 2002 Reserve Chardonnay（リザーブシャルドネ） 非常に注意深く樽の選択がおこなわれたワインです。どの樽をリザーブワインとして選択するかで、何度も試飲と議論が交わされました。ぜひ皆様の感想をいただきたいと思います。 1998 Vintage Sparkling Wine（ヴィンテージスパークリングワイン） 100パーセントピノノワールからつくられたシャンパン製法によるヴィンテージスパークリングワインです。今も約10年前の状態のまま1本1本ビンの中でおりと接触した状態にあります。出荷直前にディスゴージングしてお届けします。 2003 Cabernet/Merlot（カベルネ/メルロ） カベルネソーヴィニオン、カベルネフラン、メルロにほんの少しだけマルベックが加わった味わい深いワインです。メルロとカベルネ2種の割合は年によって変わり、メルロの比率が多くなる年もあります。 2007 Sauvignon Blanc（ソーヴィニオンブラン） マウントフォードにとってソーヴィニオンブランは常に重要な意味を持つワインで、内心大きな誇りを持って出しているワインです。 2006 Unwooded Chardonnay（アンウッデッドシャルドネ） Unwoodedとは樽に入っていないという意味で、樽での熟成をおこなっていないクリーンでフレッシュなタイプのシャルドネです。オーストラリア国内あるいは世界市場でも近年このタイプのシャルドネが人気になっています。 2006 Blanc de Noir（ブランドノワール） ピノノワール100パーセントのロゼワインです。ピノノワール100パーセントといってもこのワインからピノノワール的な特徴を強く見出すことは難しいかもしれません。世界的に見てもロゼはスパークリングワインと並んで急増傾向が見られる部門ですが、ここオーストラリアでも同様です。 マウントフォードワイナリーの概略　Mountford Winery マウントフォードワイナリーは、西オーストラリア、ペンバートン（Pemberton）にある、プレミアムワインを産出する小規模なワイナリーです。ぶどう栽培からワイン醸造にいたるまでまったく余人を介さず、完全なエステートグロウン(estate grown)のワイナリーです。 マウントフォードのぶどう マウントフォードのワインの真髄は、そのぶどうにあります。いかに醸造技術を駆使してもぶどうの品質以上のワインが生まれることはない、というのがマウントフォードの信条です。 ぶどう畑 面積：6ヘクタール ぶどう品種：Pinot Noir, Merlot, Cabernet Sauvignon, Cabernet Franc, Malbec, Chardonnay, Sauvignon Blanc 収穫量：5〜7t/ha（年によっても品種によっても若干の変動がありますが、およそこの範囲の収穫となっています。） 主要なぶどう品種はそれぞれ数種類の異なったクローンを選択しています。ちなみにマウントフォードのぶどうはすべて自家根で台木への接木ではありません。 トレリスシステム（Trellis system）：VSP, GDC, Sylvoz 他 プルーニング（Pruning）：Cane, 一部Spur ぶどう園の運営：オーガニックに運営しています マウントフォードのワイン造り 多くのワイナリーがワイン造りにおいてテクニックや分析を駆使する方向に傾いている中、マウントフォードでは、あくまでぶどうそのものをどう扱い、そのぶどうが持つポテンシャルをワインとして最高の状態でどう具現化するか、という点に集中しています。本当は我々がワインを造っているわけではなく、実はワインは勝手にできてしまう。我々にできることは醸造過程全般でワインをケアするということだけだが、しかしそのケアをどういう思想でどう行うかということが最も大事なのだ、というのがマウントフォードのワイン造りの根本哲学です。 マウントフォードワインの特徴 マウントフォードワイナリーは、西オーストラリアのペンバートンというところにありますが（マーガレットリバーより少し東に入ったところです）、マーガレットリバーよりやや冷涼で、そのためピノノワールやシャルドネ、ソーヴィニオンブランなどですばらしいワインを産します。 大方のオーストラリアワインの力強くがっしりとしたイメージとは少し趣が異なり、強さの中にもエレガントさやフィネス、複雑さと深みをあわせ持ったワインです。大量販売を目指すということがないため、ぶどう園を広げる意思もなければ、他からぶどうを購入してワインを造るということもありません。品質を高く保ち、妥協のないワインを造るには、すべてを自分たちの一貫したコントロール下におかなければならないと考えています。 ぜひ一度お試しいただき、評価していただきたく存じます。ワイン、ワイナリーについて、その他ご不明の点は何なりとお問い合わせくださいますようお願いいたします。 Mountoford Winery ホームページ ［お願い］ このページへは、WORLD FINE WINES on line のページからはお越しいただけません。このページをご覧になるには、お送りしたメールからリンクをクリックしていただきますようお願いいたします。 Home >