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ぶどう畑に行こう

ワインはぶどうからできています。今さら何だと言われそうですが、毎日仕事としてワインを扱っていると、ワインの源はどこにあるのか、などということを考えることはめったにないのではないでしょうか。そうしょっちゅう「ワインの源」「ワインの源」と呪文のように唱えているわけにもいきませんが、たまには息抜きがてらにぶどう畑を訪れてみるというのも悪くありません。


ワインを販売していらっしゃる方々にとって、あるいはワインを楽しく飲んでおられる方々にとっても、ぶどう畑というのは日常の生活の視野にはほとんど入ってこない風景だと思います。それだけ遠い存在であることは確かでしょう。ですから余計に、たまには非日常に足を踏み入れてみるというのは、ちょっとした驚きと新鮮さを楽しめることになるのではないかと思います。

ぶどう畑はだいたいどこもかなり田舎にありますから、のんびりしています。本当はぶどう園の中の作業は、のんびりしているわけではないのですが、しかしコンクリートや人工物に囲まれた都会化した環境にいる人々からは、実にゆったりと自然に見えることでしょう。ぶどう園を訪れると、世界中の人が同じような印象を抱くようです。


ワインに仕事としてかかわりを持っていらっしゃる方々にとっては、ぶどう畑の雰囲気や印象を満喫したあとは、少し畑の中も見てみたいと思うかもしれません。ぶどうは、春の芽吹きの時期から収穫の時期まで、刻々とその様相を変えていきます。ですからぶどう畑はいつ行ってもそれなりの姿を見せてくれます。

たとえばぶどうの花が開くときは、ぶどう畑はそのほのかな淡い、心地よい香りに包まれます。また色づきが始まると、それまで緑一色だったぶどう畑にワイン色が出現しだします。冬は冬で、葉は枯れ落ち、いかにも寒々とした気配の中プルーニングが進行していきます。


ぶどう畑でぶどうを眺めていると、どうしてこれがワインになるのか本当に不思議に思えます。ワインの流通・販売に身をおいていらっしゃる皆さんにとって、一度でもぶどう畑を訪れてみると、きっと何かワインに対する思いが変わるのではないかと思います。

国内にもぶどう園はずいぶんありますし、何かの機会に海外に行かれたときなどには、是非一度ぶどう畑を訪れてみてはいかがでしょう。なにかがあなたの中に起こるかもしれません。



ちょっとコラム
―ぶどうの房はどうなるー

ぶどうの房は、茎の一番下から数えて3番目と4番目の葉っぱの反対側に連続してなります。(100%そうなるわけではありませんが)

収穫の際、手馴れた摘み手は、パチンパチン、パチンパチンと間髪をいれず、ふたついっぺんにすばやくぶどうを摘んでいきます。熟練した摘み手は、はさみの音を聞いただけでわかります。



(伊藤嘉浩 写真共)


ぶどう畑の1年がスライドショーでご覧いただけます。こちらからどうぞ。



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