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コーネル大学、3つの新しいぶどう品種を発表 【アメリカ】 2006年7月21日

ニューヨーク州のコーネル大学は、新たに3つの新しいぶどう品種を発表した。2品種は黒ぶどうで“Noiret”、“Corot Noir”と名づけられ、白ぶどうは“Valvin Muscat”と命名された。

それぞれのぶどうは、いくつかのハイブリッド種を掛け合わせてつくられた。近年アメリカではニューヨーク州など東部地域でのワイン生産が活発化しており、特に冷涼な気候のもとで優良なワインとなりうるぶどう品種の開発がおこなわれている。

Noiret(ノワレーと発音)は、困難とされる寒い地域でのぶどう栽培を確実に改善した黒ぶどう種で、多くのハイブリッド種に見られる典型的なハイブリッド特有の香りはなく、色調が濃く、緑や黒胡椒の香りにラズベリーやミントの香りをあわせ持ち、細やかなタンニンが特徴。

Corot Noirも同様に寒冷気候での栽培に適応できるハイブリッドで、Noiret同様ハイブリッド種特有のの香りはなく、単一品種でもブレンド用でも使える深い色調のベリーやチェリーのアロマを持つ新品種。

Valvin Muscatは、はっきりとしたマスカットフレーバーを持ち、高い品質のマスカットワインとなるとしている。

コーネル大学では、過去にこれら3品種のほかに“Melody”“Horizon”“Cayuga White”(ニューヨーク州あるいはそれ以北ではすでに広く栽培されている)“Chadonel”(ミズーリ州では2番目の作付面積)“Traminette”(アメリカ東部地域で急速に人気が出ているぶどう品種)などをすでにリリースしている。

アメリカ西部にはカリフォルニア大学デーヴィス校があり、世界のワイン界を学術的にリードしているが、コーネル大学は東部ニューヨークにあってアメリカ東部地区のワイン研究に貢献し成果をあげている。

なお、それぞれのぶどう品種の写真は、下記コーネル大学のサイトで見ることが出来る。


Source : “Cornell Releases Three New Wine Grapes” By Joe Ogrodnick


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